富山の種もみ

    富山の種もみ

    「種もみ王国」富山県

    米どころ富山が、実は全国有数の種もみ産地であることをご存知ですか?
    種もみは、美味しいお米を実らせる稲の元となる種子のことで、何よりも品質が重要であることはいうまでもありません。
    優良種子の条件には、①遺伝的な純度が高いこと②発芽率が高く揃いが良いこと③実りがよく充実していること④粒揃いや色沢がよいこと⑤病害虫の被害粒や異物異種穀粒が混入していないことなどがあります。
    これらの条件を満たすため、土づくりはもちろんのこと、種子消毒や病害虫防除を徹底し、こまめな異茎株抜き取りなど細心の注意をはらっています。また、収穫時には種子専用のコンバインや乾燥機を使用するなど、普通のお米よりも多くの手間ひまかけて大切に育てられています。
    富山の種もみは全国各地で評価され、現在では全国からの種もみ生産委託分の約6割を受託生産し、さまざまな品種を42都府県へ出荷しています。全国の米づくりの根っこを支える富山県は「種もみ王国」とも呼ばれています。


    種もみ産地を育む気候風土

    種もみを育てる田んぼを種子場(たねば)といい、現在富山県には5つの種子場があります。
    それぞれの種子場は、庄川、神通川、黒部川という大きな川の扇状地にあり、豊かな水と水はけの良い土壌に恵まれています。くわえて、朝夕の露切り風が病害虫の発生を抑えたり、粒肥大や熟色の良い種もみを育てています。
    また、富山県は、日本のほぼ真ん中にあることから、栽培できる品種の範囲が広いなど自然条件にも恵まれています。


    種もみを守る厳しい品質管理

    平成30年4月1日をもって主要農作物種子法が廃止され、今後は種苗法で種もみの品質基準が定められました。
    富山県では、この品質基準を遵守するため、引き続き富山県主要農作物採種管理事業実施要領等にもとづいて、厳格な審査および検査をおこない、高品質で優良な種もみを出荷していきます。

    1.種子生産ほ場の指定(5月ごろ)
    種子生産者は、は種前に生産する種もみのほ場を富山県に申請し、富山県が気象、土壌、用水等の自然条件が種もみ生産に適しているか確認します。


    ほ場審査の様子

    2.ほ場審査(7~8月ごろ)
    富山県の種子審査員が指定種子生産ほ場で、異茎株や変異株の抜き取りおよび病害虫の発生など適切な管理がおこなわれているかを、品種ごとに出穂期(穂が出る時期)と糊熟期(実が詰まる時期)の2回確認します。

    3.生産物審査(11月ごろまで)
    富山県の種子審査員が、種もみ専用のコンバインで収穫された種もみの発芽率や異品種等が混入していないかを確認します。

    4.農産物検査(12月ごろまで)
    農協の農産物検査員が、種もみ専用の施設で調製された種もみを農産物検査法にもとづいて、外観品質等について検査します。

    5.DNA検査(1月ごろまで)
    富山県主要農作物種子協会により、農産物検査で合格した種もみを出荷するまでにDNA鑑定をおこない、異品種の混入について最終確認します。

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